Sweet Lovin' Baby

Ebinesweet_1

●スウィート・ラヴィン・ベイビー/やまじえびね
今日はローラのたんじょうび。
ローラはもちろん、大好きな女のひとたちをおもいだしてます。母、友人たち・・・。
いつも心のどこかでくるしくせつなくおもいだすのって、なぜか「彼女たち」のことばかり。
キスした女性も、抱きあった女性も、そうしなかった女性も、みんなsweet lovin' baby...

こんな今の気分にぴったりなのが「やまじえびね」の2003年発表の表題作を含む、著者によるベストセレクション9編を収めた短編集。
やまじえびねの作品には女性の同性愛的要素を含んだものが多く、表題作「スウィート・ラヴィン・ベイビー」もそうです。ただ、帯の文は表題作の中に出てくるセリフの一部とはいえ、作品の本質を曲げて伝えてしまいそうな気がして心配。連想されるような、露骨な性的な描写などはありません。むしろ、そんな楽しい時間をすごしてたはずなのに・・・というせつなさがテーマかなとおもいます。失恋よりもある意味もっとせつない、その空気をさらりとした端整な線で描いています。この卓越した画力とべたつかない洗練されたタッチが大きな魅力であり、性的な表現をしても下品にならないポイントではないでしょうか。影響を受けた作家は高野文子、大友克洋と聞けば「なるほど」とおもわせる雰囲気もあります。

著者のあとがきでローラについての言葉を少々引用すると

収録曲をタイトルとして拝借し、そのCDを小道具として使用したローラ・ニーロの『ニューヨーク・テンダベリー』は素晴らしいアルバムなので、興味を持たれた方はぜひ聴いてみて欲しい。音楽が醸し出す「気分」に、わたしはいつも影響を受けている。

この言葉のとおり、「スウィート・ラヴィン・ベイビー」は「ローラの世界をマンガで表現した作品」ということではなく、ローラの音楽に触れて、そのイメージをふくらませながら作者独自の世界を生み出しているといえます。
作品は40数ページ、ローラが出てくるのは2回ほどでしょうか。さりげないけれど印象に残る使われ方なので、実際、著者のあとがきにあるように、この作品を読んでローラを聴いたという「やまじえびね」ファンも少なくないようです。
私も何を隠そう、読む前は、「このタイトルで、ローラをモチーフに使ったのが陳腐な作品だったら、ファンとして複雑だなあ」なんておもってましたが(←何様だ?っての)、杞憂でした。一読、すーっとやまじえびねの世界にひきこまれて・・・もしローラの曲を使って映画を撮ったら、こんなストーリーもいいなあとおもいましたです。

などと書いていたら、この冬、やまじえびねのLOVE MY LIFEが映画化されるそうです。この作品とローラは直接関係ありませんが、映画の予告編にも使われている、主人公"いちこ"に恋人"エリー"が言う「いちこはまぎれもなく愛の中で育った子供よ」というセリフがどことなく"Stoney End"の冒頭の歌詞をおもいださせます。(なんでもローラに結びつけちゃう・・・)
映画をきっかけに「やまじえびね」に注目が集まり、ひいてはローラにも新たなファンが増えることに期待したいところであります。
◆映画Love My Life公式サイト→LOVE MY LIFE

【おまけ】
女同士万歳!ってなNyro-esque音盤ご紹介~♪
Jadesarsapparilla
●Jade and sarsaparilla(submaureen records 1976)
Janet HoodとLinda Langfordのデュオ。(といっても何者か皆目わかりません)
ブルーアイドソウルとフォークのかけあわせ=nyroesqueです。
"Gonna Take A Miracle"もやってるところがニクイ。オリジナル曲もよくて、オススメです。

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Gil's Song~Ghetto Poetry

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"Gil's Song"とは、アルバムMother's Spiritualの冒頭を飾る曲で、息子Gilへ捧げた"To A Child"という作品のサブタイトル。ローラはこの曲を書き上げたとき、「もう死んでもいい、引退してもいい、と思った」といいます。それほど気に入っていた、特別な作品と言えそうです。

さて、ローラから惜しみない愛情と、こんな素敵な曲を捧げられたGilは今どうしているんだろう。
・・・とおもったら、最近彼が、母・ローラの愛に応えるような曲を作ったのを耳にすることができました。その名を"Gil-T"とし、ずばりローラの"Stoned Soul Picnic"を使った曲をやっているのです!

Michele Kortのローラ伝記本"Soul Picnic"の中でGilくんのカワイイ赤ちゃん~少年時代の写真をたっぷり見ていただけに・・・あらまあ、いつのまにかオトナ(それもコワモテ?)になっちゃってぇ~などと親戚のオバチャンみたいな反応をしそうになります。(もっとも22歳の時の写真には現在の姿を思わせる雰囲気もあったけど・・)
ローラは"My Innocence"で♪My innocence,my innocence comes from my mother♪と歌っていたのに、息子はGil-Tときたか・・・なんて眉をひそめるのは早い。
まずはこちらで聴いてから!(*サインインしなくても聴けます。)

いかがでしたか?
なんだか"Ghetto Poetry"ときけば、まるでローラの作品にありそうなタイトルだし、かつて"Descent of Luna Rose"という曲でArchie Bellの"Tihgten' Up"を引用してみせた(?)ローラが、生きていたら、今のニューヨークを歌ったなら、こんな感じにHip Hop系の音やってたかも・・・なんてことまで想像してしまいました。(こうなると妄想か。。)
さらに、上記のGil-Tのmy spaceを読むと、
「現在、自分のアルバムと並行して、ローラのトリビュートアルバムのプロジェクトにとりかかっている、これは彼女のファンには特別なものになるだろう!
と書いてあるではないですか!
この「トリビュートアルバム」というのが、彼の個人的なプロジェクトなのか、はたまたいろんなアーティストが参加したものなのか、など詳細はいまひとつわからないのが歯がゆいけれど、(どなたかごぞんじでしょうか?)いずれにせよ、Gil-Tの今後の活動に注目せざるを得ません。

【追記・1】
David Lasleyのローラカヴァープロジェクト、一体あと何年かかるんでしょうね。。

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カルメンとランボーと・・・
"Song For Laura Nyro"

Terryclarrke●Night Ride to Birmingham/
Terry Clarke
(Terrapin 2006)
song list
1. Me And Johnny Burnette
2. John Lennon And Johnny Cash
3. Blind Tom In Hoboken
4. Sweet Ronnie Owens
5. Degas In New Orleans
6. Gene Vincent Sings
7. Maria Callas
8. Song For Laura Nyro
9. Elvis Presley Blues
10. Last Days Of Tampa Red

「ローラ・ニーロに捧げる曲」といえば、Todd RundgrenやSandra Bernhard、Ohio Knoxなどの作品がありましたが、(詳細は過去の記事)、先日、英国出身のギタリストTerry Clarkeの最新作にLaura Nyroの名前を見つけました!
これは、曲名のとおり、すべて彼自身が影響を受けたアーティストたちに捧げられたオリジナル作品集。早速注文してみたのですが、ライナーに自身による解説があったので、ローラについての記述をちょっとご紹介させてもらいます。(拙訳ですが・・・)
* * * * * * * * * * * * * * *
ローラ・ニーロの音楽はずっと自分の人生の一部のようだ。
彼女が亡くなったと聞いたとき、多くのファンが激しく泣いたことだろうと思う。私もそうだった。(中略)
彼女の歌を聴いていると、
まるで「カルメン」と「ウエスト・サイド・ストーリー」と50年代のニューヨークのドゥーワップと
ブルーズとランボーの詩、すべてが一小節に込められているようだ。
私の歌を聴いて、ローラの作品を知らない人が彼女の作品を聴いてくれたら、私は満足だ。

* * * * * * * * * * * * * * *
インタビュー本「INSPIRATION」では「影響を受けた詩人はたくさんいすぎる」といって、誰の名前を挙げなかったローラですが、実際にランボーの影響を受けていたのかどうかは寡聞にして知りません。でも、Terry Clarkeのこの表現はなかなか素敵です。
ちなみに曲そのものはフォーキーなブルーズでございました。。

そんな彼の音楽に興味を持った方はこちらをチェック。
Terry Clarke official website

【追記】
ところでEpic Soundtracks(←Laura Nyroが好きならおすすめ!)がLaura Nyroというタイトルの曲をレコーディングしていたようなのですが、どなたか、聴いたことありますか?すごーく気になる。。

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六郎meets ローラ

今年の2月、横浜そごう美術館で開催された谷内六郎の展覧会を観にいく機会があった。実のところ、特に谷内六郎の絵が好きだったわけではない。ローラ・ニーロの1977年のアルバム「光の季節in concert」のジャケットおよびインナースリーブに谷内六郎の絵が使用されているから、もしかしてその原画が見られるかもしれない、というくらいの軽い気持ちだった。

今回の展覧会は谷内六郎没後50年と、彼の絵を長きにわたって表紙に起用していた「週刊新潮」の創刊50周年の節目に当たるもので、大量の表紙絵をじっくり鑑賞しているうちに、すっかり谷内六郎の世界に惹き込まれてしまう。果たしてローラがインナーに起用した「つくつく法師の記憶」という作品もあった。

ちょうど橋本治の評論にあるように、週刊新潮の表紙で毎週谷内六郎の作品を見ていたわれわれは、もしかして六郎の絵をよく知っているもの、下手をすれば陳腐なものをさえ思って見過ごしてはいなかっただろうか。私自身、ちゃんと六郎の絵を見てはいなかった。だから浮かんでくるイメージは絣の着物の子供が出てくるような昔の日本の、それも田園や海のどちらかといえば田舎風の風景で、ニューヨークという都会に暮らす大人の女の歌と、どうやって共通点を見出したらいいのかわからないものだ。
ローラはどうやって谷内六郎の絵を知ったのだろうか。
そしてローラはなぜ自分の作品に六郎の絵を使ったのだろうか。
常々感じていた疑問だが、あるいは自ら六郎の絵を使いたいと強く主張したというローラの眼に対しても少々疑いを抱いていたかもしれない。なんで谷内六郎なの?というように。

ところが今回の展覧会を観て、じっくりと六郎作品に触れるうちに、その世界がローラの世界と不思議に響きあっているのを認識した。たとえば海岸にうちよせる波の形に白いピアノの鍵盤を見てとり、冬の木枯らしの風景では風の音を奏でるヴァイオリンが浮かんでいたりする。それは橋本治の言葉を借りれば、「音が光になる世界」だ。これぞローラの光の季節にふさわしい。
そしてローラはといえば普段からレコーディング時にバックミュージシャンに、「そこはもっと赤く、青く」などと色で指示をしていたという感性の持ち主。いわば、「光が音になる世界」である。
さらにハッとさせられたのは週刊新潮の電車中吊り広告の展示。ちょうど中吊りの完成品と、文字の入る前の原画とが並べて掲げられていたのだが、この見せ方が秀逸で、六郎の絵の本質、ひいてはローラの作品との共通する性質を私に気づかせてくれた。
週刊誌の中吊りと言えば、暗い世相、黒い事件簿、金と欲と怨嗟と・・・いやになるくらい現実そのものの言葉がこれでもかと並んでいるレイアウト。ところが一見何の関係もなさそうな、六郎の「おさなごころ」の世界はこれらの見出しを載せても、汚されて負けもしなければ、現実から離れて知らん顔をきめているわけでもない。互いに受け止めあっているのだ。そしてローラの歌もまさにそうではないか。残酷で無常な現実の世界と、甘く優雅な幻想やイノセンスが違和感なく同居している。
「光の季節」のジャケットの絵が生まれた経緯を私は知らない。でも、この絵を見ると、Emmieのフレーズが浮かぶ。
Emily /and her love to be /curved in a heart /on a berry tree
Emily you ornament the earth for me
そう、私の心の中では“Emily”は“Laura”だ。この絵のように。
谷内六郎はローラの音楽を聴いたのだろうか?

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 

●「つくつく法師の記憶」が収録されている文庫→谷内六郎展覧会 (夏)

*この記事は4月8日に行ったイベント"For the Love of Laura Nyro"で配った小冊子に掲載した文章です。
書いた日を忘れたので、展覧会の会期に合わせた日付にしました。

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Out of SIGHT?

えー、やっぱり土曜の朝に早起きなんか出来ませんでした。
ユニオンのセール行ったヒト、レポート求む。

さて、家に籠って本読んだりしてたのですが、ちょっと愚痴など。
めったに買わない雑誌SIGHTが『ローリング・ストーン』選定の「究極のロック・アルバム100枚!」なる特集を組んでいたので、ついふらふら購入したのです。
表紙にはジャケット写真がざっと50枚以上載っていて、中にはダスティ・スプリングフィールドの"Dusty in Memphis"なども見える。ちょっと期待。

…しかし、ローラ・ニーロは入っていなかった。

ちなみにこの記事はRolling Stone誌が昨年選定した"500 Greatest Albums Of All Time"の翻訳。
ならば本家で200〜500位までチェックしてみれば、1枚くらいはあるはず…と思ったのですが、

ローラ・ニーロはいなかった。

私の場合、結構この手の企画が好きで、中高生の頃などは"ロック不滅の名盤"的なリストに入っているものは順に全部聴いてみようとするようなタイプだった。そして、そういう風にして聴いたアルバムで今もお気に入りの作品もたくさんある。ランク付けにたいして意味などないだろうけど、載っていればそれだけいろいろなヒトに聴いてもらえるきっかけになるだろうとおもうと、やはり惜しい。
選ばれているアルバムにケチをつける気は全くないけれど、私にはちょっとさびしいものでした…。


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Haggieをちょうだい!

hag1.JPG
imaginary dessert "New York Tendaberry"

明日から大相撲九州場所がはじまるので、ハギー(Huggie)といえば鳴戸部屋のほっぺたの赤い力士「萩原」だが、っていきなりくだらん相撲ネタで前ふりしようとおもったら、シコ名つけてんの。
「稀勢の里(きせのさと)」だって。なんだかピンと来ないな。
"Qui c'est Nosato?(=「ノサト」って誰?)"ってフランス人が冗談言ってたぞ。

えー、気を取り直して、
Huggieといえば萩原(改めキセノサト)、
Haggieといえば、ハーゲンダッツ!

Bronx育ちのローラはハーゲンダッツのアイスクリームを好んで食べていたという。
[Haagen-Datz] 一見ヨーロッパ風の名前だが、実はニューヨークはBronx生まれのアイスクリームなのだ。
日本にこのアイスクリームが入って来たのは1984年のことだが、本国では1970年前半までには全国にチェーン店がオープンしていて、大人気だった。当初はバニラとチョコレートとコーヒーの3フレーバーのみ。
ローラの好みはどれだったかは不明だが、アルバムの録音中にも「Haggieをちょうだい」とか言ってたらしい。
やっぱりなあ、1人でパイントサイズ食べてたんじゃないの?それであのようにふくよかに…
などという意地悪を言ってはいけません。
ハーゲンダッツの企業理念"Dedicated to Perfection"というのが、ローラの創作姿勢に実にぴったり呼応しているではありませんか。(こじつけ)

さて、そんなローラにちなんでBronxのハーゲンダッツショップには、いわゆるNYスタイルの濃厚なチーズケーキにアイスクリームとベリーソースを添えた"New York Tendaberry"というメニューがある。

…なんて想像してみて作ったのが上の写真のデザート。
私はニューヨークどころか海外経験ゼロですが、ハーゲンダッツを食べて、しばしローラをおもう昼さがりであります。ああ、ラズベリーあまずっぱーい。

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ローラ生誕記念祭

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ローラの誕生日は1947年10月18日。
この日は自分の部屋にこもって、ローラの全アルバムを一晩中聴いて過ごす、という方もいることでしょう。
長門芳郎サンだけではなく。
というわけで、10月はローラメモリアル月間なのです。
実際、過去にもローラのトリビュートライブというのが1997年10月27日にBeacon Theaterで行なわれています。内容はオフィシャルサイトのレポートに詳しいが、ローラのトリビュートアルバムがフェミニスト好みというか、このあたりと重なってる?ような女性アーティストばかりだったのにくらべると、このライブはローラの弟Jan Nigroをはじめ、Kenny Rankin、Tuck & Pattiなど参加していて興味深い。ぜひこのライブの模様をDVDでリリースして欲しい。(なんといってもRickie Lee Jonesが観たい〜。)
それにしても、その後こういう主旨のライブやイベントは行われていないのかなあ。
ぜひとも年1回ぐらいでやってほしいものです。

数年前からなんとなくローラのカバーを集めているけれど、その数には本当にびっくり。まだまだどれだけあるのかもわかりません。それぞれのカバーには、やはりオリジナルに対する敬愛が多かれ少なかれ基底にあるものだから、ローラのトリビュートライブを開催したら、出演者を募るには困らないのでは?

それに加えて、ストレートなカバー以外にもローラに捧げられた曲はいろいろあるようで、そんな曲もせっせとチェックしているのですが、探すのにちょっと苦労してます。
えー、どなたかご存知でしたらぜひとも情報を下さい。お願いします。

●カバーの他にも要チェック!ローラに捧げられた?曲リスト●
artist/song title (album title)
Ohio Knox/North Country Laura(Ohio Knox)
Todd Rundren/Baby Let's Swing (Runt)
Cosmic Rough Riders/Laura Nyro (Pure Escapism)
Sandra Bernhard/The Woman I Could've Been (Excuses for Bad Behavior)

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Scent of Laura ローラの香り その2

zen.JPG

ではローラ本人が好んで使っていた香りは?といえば、資生堂のZen(禅)だったという話。
60年代、禅の思想がヒッピーカルチャーの中でポピュラーだったことを思えば、「ローラと禅」も意外ではない。
で、どんな香りかというと…えーと「とムスクetc...」?
ちょいと想像がつかなかったので、現物を探しました。これは資生堂の海外輸出ブランドだが、(資生堂HP内「資生堂ものがたり」に詳しい歴史が紹介されています)日本でも発売されて、そこそこファンはいたロングセラーだったようです。しかし今では大きな百貨店の資生堂コーナーなどにも置いてません。数年前にリニューアルしているので、オリジナルは廃盤なのかも。結局、偶然入った神楽坂の化粧品店で見つけました。
まず見た目。箱もボトルも蒔絵みたいで素敵です。で、瓶を開けて、まず少々つけてみましょう。
この香り、和装向きな印象。粋筋の姐さん(推定60才以上)が愛用してるかんじ?いや失礼。
…うーん。なんかローラのイメージじゃないよー。実際に肌にのせたら時間が経って変わるかもしれないけど。

じゃあ何だったら納得するのかって言われるとそんなに詳しくないのだが、よーし、勝手にお見立てしましょう。
ローラ様にはChanelのGardeniaなどいかがでしょう。NYシャネルの限定品で、なぜか7年に1回しか発売されないという。ローラのアルバムリリース周期みたいでしょ。Gardenia Talkという曲もあるくらいだしね。

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「禅寺の山門に佇むローラ」
と言いたいところだが、ここはどうやら「知恩院」(当方の推定ですが)
禅宗じゃなくて浄土宗のお寺。

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Scent of Laura〜ローラの香り

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ローラの香り、といえばまず「バラ」と思う人が多いのではないだろうか。
1967年のデビューアルバム"More Than A New Discovery"が'73年にColumbiaから"The FirstSongs"としてリリースされたとき、ジャケットがバラの絵に変更されたのとともに、初回盤には本人の希望でバラの香りがつけられていたという。
芳香印刷とは、香りのマイクロカプセルの入ったインクで印刷する仕組みだが、その持続性はいかほどか?
某印刷会社では、保存状態によるが10年はもつ、とコメントしている。リリースから30年。US初回盤をシールドで入手しても香りはないだろうなあ…。
ところが、The Damned/Strawberriesが2001年に紙ジャケットCDで再発されたとき、1982年発売の英国原盤と香りを比較した人によれば「イチゴの香りもみごとに再現されていた」という。
(「記憶」の香りと比較したのではなくて、ちゃんと「鼻をくんくん」して調べている様子。なんかカワイイな。)
この人の保存していた英国盤においては20年近く香りが残ってたわけだ。すごい。
では、もしかすると・・・
などと30年越しの幻のバラの残り香に夢を見てしまう。しかしリアルタイムでこの香りを知っている方は、
もしThe First Songsが紙ジャケCD香りつきで発売!なんてことになったとき、「香りが違う」なんて言うんでしょうか。かないません。

音楽にまったく関係ない話になってしまったが、まあ、香りも「聞く」ものだからいいか。

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